私たちは5月上旬に特定非営利活動法人APLAの方に、「コロナ禍でできること」をテーマにインタビューを行いました!今回はそのインタビューでお話しして頂いたことを皆さんにもお伝えしようと思います。
〜APLAについて〜
APLAは、”日本を含むアジア各地で
「農を軸にした地域自立」をめざす人びとどうしが出会い、経験を分かち合い、協働する場をつくり出す”ということを目的に、2008年に発足した特定非営利活動法人です。フィリピン・東ティモールなどで現地のNGOなどと協力して、生産者の自立を支援する活動を行っている団体です。姉妹会社のオルター・トレード・ジャパン(ATJ)が、フィリピンのバナナ、インドネシアのエビ、東ティモールのコーヒーなどを輸入しています。
〜認証型・提携型のフェアトレードについて〜
フェアトレードには大きく分けて、『認証型』と『提携型』の2種類があります。認証型は、生産者都販売業者の間にフェアトレード認定をする企業が入り、基準を満たした商品にフェアトレード認証ラベルをつけて販売するのに対し、提携型では生産者とフェアトレードを行う企業が直接提携を結び、直接取引を行っています。
APLAの姉妹会社のATJは提携型のフェアトレード (『民衆交易』と呼んでいます)を実施していて、消費者への透明性ある情報開示、生産者と消費者のつながりを大切にして活動しています。
〜コロナ禍での生産者の状況〜
APLA /ATJがつながっている生産者は、新型コロナウイルス 感染症拡大による影響をそれほど大きくは受けていないそうです。例えば、バナナの産地のフィリピンやエビの産地であるインドネシアでは外出制限が厳しく、外出には許可証が必要になっていますが、スタッフがきちんと許可証を所持して検問を受けるなど、地域のリーダーとコミュニケーションをしっかり取り、決まりを守ることで、無事に買い付けを継続できています。このような状況だからこそ、密接に現地のパートナーとコンタクトを取り、状況に応じた行動や判断により商品が日本に届いています!
また、カカオの生産を行っているインドネシアのパプアでは、現地で生産した材料を使ってカフェをオープンする予定でしたが、延期されてしまいました。ただ、物販の営業は可能なため、カカオを使って製造したアイスクリームを一つ購入してもらうごとに、市場で働く女性たちにマスクと石鹸を寄付するというキャンペーンを行っています。このような時期だからこそ、いつも以上に現地のパートナーとコんタクトを取り、現地のニーズを把握した上で適切な支援をするよう心がけています。
〜高校生、中学生の私たちには今何ができる?〜
学校が休校になっている今は普段の学校に授業ではできないような勉強をすることが大切!例えば、
・フェアトレードを行う根本的な理由を理解する
・国内外における格差や貧困問題について知ってみる など!
インターネットを使って調べてみるのはもちろん、世界で起きている様々な問題を題材にした映画を視聴するのも一つの方法だそうです!(この文章の一番下におすすめしていただいたコンテンツのurlをいくつか掲載しています。)
その他に意外だったのが『DIYをしてみること』!
既に完成した商品をただお金を払って消費するだけではなく、自分で何かを作ってみることでより生産に関わる人を身近に感じることができるという、大きなメリットがあります。
自粛期間でぜひ新しいことにチャレンジして自分の世界を広げてみましょう!
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おすすめのコンテンツ
世界とつながる、視点がひろがる
PARC映像作品の期間限定無料公開!
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/free_edu.html
【6 /3(水)まで】
《エシカルバナナキャンペーン》
https://www.e-banana.info/
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動画
「債務の運命」
https://youtu.be/7gvuh-a17-I
「毒の雨」
https://youtu.be/d_24-TUKkdA
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《エシカルケータイキャンペーン》
http://www.ethical-keitai.net/
映画「スマホの真実」https://youtu.be/SKfkZ02gbWU
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《国際協力団体 Oxfam》
レポート
格差に関する2018年版報告書を発表「資産ではなく
労働に報酬を」
http://oxfam.jp/news/cat/press/2018.html
※2018年以降の日本語版はありませんが、Oxfam Internationalのホームページから最新の英語版レポートも見ることができます
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ラジオ 『サステナ*デイズ』
Tokyofm 毎週木曜 11:30~13:00
https://www.tfm.co.jp/sustaina/
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《しあわせの経済》
↓ホームページ
http://economics-of-happiness-japan.org/
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TED Talks
https://www.ted.com/talks
寒くなり、あったかいコーヒーとチョコレートでほっと一息つきたくなるような季節になってきました。
今回のイベントは、そんな心も体も温まるおいしいコーヒーとチョコレートを私たちに提供してくれる、スターバックス様とピープルツリーを運営するグローバルヴィレッジ様との共催で行いました。
イベントは12月26日と冬休みで帰省しているであろう人が多い中40名弱の参加者が集まりました。
寒い中、ご来場ありがとうございました!
今回は、フェアトレードのコーヒーをテイスティングするところから始まりました。普段何気なく飲んでいるコーヒーにいろいろな味わい方があると知りました。
アイスブレイクを行った後、スターバックスの若林様からスターバックスが行っているエシカルな取り組みについてのお話を伺いました。Cafe Practice の取り組みの紹介の中で、コーヒーを作りながら、自分たちが作っているものがどのような味なのか知らない人たちがいることに大きな衝撃を覚えました。また、エシカルな取り組みを広めるにあたり、「これって何ですか?から始める、楽しく分かりやすいきっかけづくり」をモットーにしているという話を聞き、私たちもイベントを開催するにあたり、この「楽しいきっかけづくり」がとても大切なのではないかと考えるようになりました。
次に、グローバルヴィレッジの胤森様よりフェアトレードとその取り組みについてのお話を伺いました。ラナ・プラザ事件を切り口に今の消費社会の問題、そして、その解決策としてのフェアトレードという風に、わかりやすく、とても考えさせられるプレゼンテーションでした。最後に高校生として私たちができることとして「問題を知る・買ってみる・イベントに参加する・広める」の4点のアドバイスをくださり、実践してみようという気持ちにさせられました。
お二方の大変貴重な講演の後、参加者の高校生でミニディベートとグループディスカッションを行いました。
ミニディベートでは、各班二つに分かれてもらい、「フェアトレードの経営戦略、品物本来の良さvsフェアトレードであること」について話し合いました。白熱した議論が繰り広げられました。最後に票を取ったところ、品物本来の良さを売り出すべきだという人が多数でした。両側の意見としては:
という意見がでました。
グループディスカッションは、「全世代のフェアトレードの認知度を上げるためにできること」をテーマに行い、各班子供世代、親世代、シニア世代に分かれて話し合いました。
高校生ならではのアイディアが多く出て、楽しそうに議論している様子が見られました。出たアイディアの一部を紹介すると:
などがありました。
私は、プレゼンテーションを聞きながら多くの世代の立場に立って考えてみることで、フェアトレードをより多面的にとらえられるようになったと感じました。
今回のイベントでは、私たちに身近な商品を作っている企業様にご講演いただき、フェアトレードがぐっと身近に感じられるイベントでした。また、ディスカッションだけではなく、ミニディベートを行うことで、フェアトレードについての知識が深まり、その魅力を再認識することができました。
このような充実したイベントを開催できたのはは、参加者の皆様と、スターバックス様とグローバル・ヴィレッジ様のご協力のおかげです。本当にありがとうございました!そして、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
今回のイベントを通して、参加者の皆様が少しでもフェアトレードへの興味を深めていただけていれば幸いです。
今年度もまだ数回イベントを行う予定なので、今回興味を持たれた方、また来れなかった方もぜひお越しください。
最後にもう一度、ありがとうございました!!
お久しぶりです。
先週、7月26日の金曜日、令和元年度初めてのイベントを開催しました!
今回のイベントでは、Ben&Jerry’s Japan様とTHE BODY SHOP JAPAN様とのコラボで開催し、前回のおよそ15倍となる50名の参加者が集まりました。
皆様、ご協力ありがとうございました!
さて、今回のイベントですが、なんといっても魅力は初めて行ったアイスの試食会とチョコレートなどのお菓子の試食、そして、フェアトレードのコスメ用品のテスティングなど、実際にフェアトレードの商品に触れ、味わうことができました。
フェアトレードとは何かという簡単なプレゼンを行った後、Ben&Jerry's Japanからいらっしゃった、溝越様より、どのような理念に基づいてフェアトレードを行い始めたのか、フェアトレードを行っている現地の様子、また、そのほかにもたくさんある、ベンとジェリーが行っているエシカルな生産活動について面白く、それでいて大変興味深いプレゼンをしていただきました。次に、THE BODY SHOPJAPANからいらっしゃった成瀬様より、企業の創立秘話、商品の中にどのようにしてフェアトレードを取り入れているのか、また、グローバルな取引ではなく、ローカルな取引を行うことで、いかに、一部の地域で虐げられている女性たちの力になれるフェアトレードを行っていくかなど、幅の広く、感動するお話を聞くことができました。この2方のプレゼンを通し、将来働く高校生として、社会において、公平な取引というのが、「あたりまえ」であり、それを行っていかなければいけない責任を感じることができました。
貴重なお話の後、参加者とFTSN関東高校生支部のメンバーが混じったグーループで、~高校生がフェアトレード商品を売るとしたらどのように売るか~というテーマでグループごとにシチュエーションを決め、ディスカッションし、最後にみんなの前で短くプレゼンテーションを行いました。予想に反し、ディスカッションは大盛り上がりで、制限時間が終わっても、まだ話し合っているグループがほとんどでした!
出たアイディアは面白いものがたくさんあり、一部を紹介すると:
ディスカッションテーマ一覧
まとめ
今回のイベントでは、実際にフェアトレードを行っている企業様という、以前のイベントとはまた視点が変わったプレゼンテーターをお招きし、お話を伺うことで、フェアトレードの将来への可能性を感じられ、また、より多面的にフェアトレードが捉えらるようになりました。
また、ディスカッションでも互いに意見を深め、大変充実したひと時を過ごさせていただきました。
これは、参加者の皆様と、Ben&Jerry’s Japan様とTHE BODY SHOP JAPAN様のご協力のおかげです。本当にありがとうございました!そして、これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。
今回のイベントを通して、参加者の皆様が少しでもフェアトレードへの興味を深めていただけていれば幸いです。
今年度もまだ数回イベントを行う予定なので、今回興味を持たれた方、また来れなかった方もぜひお越しください。
皆様、本当にありがとうございました!!!!
こんにちは!
本日3月30日に、念願となる第二回目のイベントを開催することができました!
今回のイベントも、前回同様フェアトレード・ラベル・ジャパン(FLJ)様と私たちの共催でした。
参加者は春休みという忙しい時期だからでしょうか、、前回より減って3名でした。。。もっともっと知名度の高い団体になれるよう頑張ります!
今回のイベントについて...今回のイベントも再び、アイスブレイクから始まりました。そこで、マシュマロチャレンジならぬ、新聞紙チャレンジを行いました。アイスブレイクにより、少し話しやすくなったところで、FLJのマーケティングマネージャーである松井様からのフェアトレードの意義、そして、日本での今現在のフェアトレードを取り巻く状況など貴重な講義をお聞きしました。そこで、私たちは改めてフェアトレードの大切さを認知し、また、我々高校生は学校などで学ぶフェアトレードが現在の大人の世代にはあまりなじみ深いものではないと知りました。この後、メンバーの一人がフランス研修のお土産として買ってきてくれたチョコレートを含めた、おいしいフェアトレード商品のお菓子を食べ、FTSN関東高校生支部のメンバーと参加者の間で~持続可能な消費活動に高校生がどのように関わるか~について話し合いました。生徒間で様々な話し合いが行われました。今回は人数が少なかったこともあり、全体でのディスカッションという形を取りました。
考えたこと・話し合ったこと...今回の講義とディスカッションを通して、私たちは、フェアトレードをもっと日本中に広めたいと考えました。そのために高校生の私たちができることは、SNSでの情報発信、日常生活にフェアトレード商品を少しずつ取り入れること、身の回りにどのようなフェアトレード商品があるか確認することなど、小さなことから始められるのでは、と考えました。ほかにも、まず親にフェアトレードのことを話したり、お店に消費者として「フェアトレード商品をもっと取り扱って欲しい」とアンケートに書いたりすることもできる、という意見がありました。
持続可能な消費活動では、フェアトレードのほかに、ごみ、特にプラスチックごみの削減が重要だと考えました。マイバックを使う、過剰包装である通販を使わない、店舗で買って袋を断る、きちんと分別する、いらなくなった古着を売る、などといった、3つのRの大切さも改めて認識しました。
松井様からも、「企業は、流行を作り出す高校生に注目している。高校生が動けば、大人の間でも認識されるようになる。だから、消費者アンケートなどで自分の意思を伝えていくのは大切だ。」とのお言葉をいただきました。
まとめ
今回のイベントも、貴重なお話を聞き、盛んな意見交換が行われ、充実したものとなりました。
これは、参加者の皆様と、FLJ様のおかげです。
FLJ様には、再び場所をお貸しいただくなど、大変お世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
また、参加者の皆様がいなければこのイベントは成立しなかったので、来てくださった皆様にも感謝いたします。今後とも、フェアとレートに興味を持ちづつけ、何かしらの形でフェアトレードに興味を持ち続けていただけたら幸いです。
皆様、本当にありがとうございました。
今後とも、イベントを行っていく予定なので、今回来れなかった方、またはこの記事を見て興味をお持ちになった方はぜひ、次回ご参加ください!!
はじめまして!
FTSN関東高校生支部、広報の有村です。
ここでは、FTSN関東高校生支部の行ったイベントの成果や、日々の活動などを報告していきます!よろしくお願いします。
では、さっそく活動報告をしたいと思います!
本日、2018年7月22日にFTSN関東高校生支部として、初のイベントを開催することができました!
今回のイベントは、フェアトレード・ラベル・ジャパン(FLJ)さんと私たちFTSN関東高校生支部の共催でした。参加してくれたのは中学生、高校生合わせて7名でした。
イベントの内容について… まずは自己紹介とアイスブレイク(今回はワードウルフというミニゲーム)を行いました。その後FLJの松井様が、フェアトレードについての講演をしてくださいました。松井様のプレゼンテーションも踏まえて、7名の参加者と高校生支部の4名で、~十代の私たちがフェアトレードを普及させるためにできることとは?~というトピックのディスカッションを行いました。具体的な解決策には至りませんでしたが、色々な解決手段を考え、共有し合えたので、自分たちの視野を広げることにつながったと思います。休憩時間には、フェアトレード商品のお菓子の試食会をしました!また、FLJの松井様が今回のイベントのことを話してくださり、なんと、大阪の立花商店さんから フェアトレードのチョコレートを差し入れていただきました!高校生支部のメンバーはもちろん、参加者の皆さんも美味しい!と言って食べてくれていました。このイベントを機にフェアトレードについてだけでなく、フェアトレード商品についても「食べる」ことによって知ってもらえたと思います。
私たちにできること…今回のイベントを通して、フェアトレードを改めて学び、新たな発想を得ることができました。例えば、今の大人は学生の頃、フェアトレードについて学ぶ機会がなかったため、「フェアトレード」への認識が誤っている人がいると知りました。私たちは、フェアトレードをより多くの人に広めるということも、活動の一部としています。その第一歩として、フェアトレードを正しく認知してもらうことも重要ではないか、と感じました。ではそのために、高校生の私たちはどういったアクションが起こせるのでしょうか?まず、SNSなどを用いた広報活動や、文化祭で発信するというのは、学生にしかできない活動だと思います。また、FTSN関東高校生支部として、フェアトレードに積極的に関わっている企業と連携し、イベントを今後もたくさん開催して発信していき、大人も学生もフェアトレードに関わりやすい環境を作っていきたいと考えています。
最後に…今回のイベントを企画、運営をしていくにあたってフェアトレード・ラベル・ジャパンさんには、多大なるご支援をしていただきました。特にFLJの松井様には、イベントまでの準備期間がとても短いという条件を受け入れてもらい、イベント開催場所まで提供していただきました。本当にありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。
そして参加してくれた7名の方、ありがとうございました!次回のイベントのご参加もお待ちしています!
今回のイベントに参加できなかった方も、イベントは今後も行っていくので、是非ともご参加ください。イベント情報は随時、SNSやこちらのHPに載せていきます。